白川村の蔵|世界遺産 白川郷の酒蔵

1大切にしてきたこと

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小さな村社会だからこそ、
村人同士で助け合い、生きていく。

冬は雪に閉ざされる
厳しい自然環境の中で、
白川村には
「結(ゆい)」 という、
相互扶助の精神が
脈々と続いています。

合掌造りの茅葺き屋根が古くなれば、
村人総出で力を合わせて葺き替える。
何百年も維持されてきた、
この村の合掌造りや水田風景の裏には、
今もなお続く、村人同士の助け合いの心があります。

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2私たちが直面していること

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現状維持では、
世界遺産の景色が守れない。

村民へのアンケートで、
「大人になったら、村で暮らしたい」と
答えた子供の数は十九%。
人口は千五百人ほどに減っています。
このままでは、合掌造りの景観が、
近い将来、
維持できなくなる可能性があります。

だからこそ、ここで生まれ育つ人たちが、
胸を張って戻りたいと思えるような場所にしたい!
それが、酒蔵を建設するに至った背景の一つです。

3なぜ、酒蔵なのか?

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「酒造り」をきっかけに、
皆で幸せになれる循環を。

白川村でとれた酒米を使って、
美味しいお酒をお客様にお届けする。
しっかりと農家さんに
利益を還元しながら、
新たな雇用を生み出し、
村の産業全体を元気にする。

誰か一人ではなく、
皆で幸せになれる循環を生むために、
一次(農業)、二次(製造業)、
三次(小売業)を繋げられる

「酒造り」が、村にとっては重要でした。

4日本酒のルーツ

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1300年前から、
お酒が好きな村でした。

白川村には、
和銅三年(西暦七百十年)から
神社で造られた
お酒を神様に捧げる
「どぶろく祭り」という
神事があります。

日本酒が、暮らしの一部として根付いてきた土地ですが、
百年以上前に民間の酒蔵が途絶えてしまい、
村で売られるお酒は、すべて村外で造られたものです。
酒蔵の復活は、村民にとっての悲願でもありました。

5目指す未来

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とびきり美味しいお酒で、
白川村に希望を(かも)す。

お酒を醸造することを、
「醸す(=かもす)」 と表現します。
この村の美しい景色が目に浮かぶような、
とびきり美味しいお酒を醸すことで、
農業や製造業、小売など、様々な産業を盛り上げていく。

守り続けてきた景色を、
未来に遺し、
繋いでいくために、
この村に希望と活気を
醸せるような蔵を目指します。

ささやかですが、
お礼の品をご用意して
ご支援をお待ちしています。