岐阜県大野郡白川村と、白川村の隣にある岐阜県飛騨市の渡辺酒造店の共同プロジェクト「白川村の蔵」が始動しました。
▼プロジェクト概要
白川村は、人口1,500名の小さな村です。山間部に位置し、とりわけ冬季には雪に閉ざされる厳しい自然環境の中、家同士で助け合って生きていく「結(ゆい)」という相互扶助の関係が築かれました。1995年に世界遺産に登録された合掌造りの景観も、村人総出で茅葺き屋根を葺き替えながら、何百年も維持をされてきました。
一方、日本の各地と同様に人口は減っています。人が少なくなれば、産業も停滞していく。村で育った子どもたちが、将来村に戻って選べる職業の幅も年々少なくなっています。そんな状況を変えていくために、白川村と渡辺酒造店でタッグを組んで、「白川村の蔵」の構想をスタートさせました。
この村の状況を変えるために、どうしたらいいのだろう。その際に着目したのが、「酒造り」です。白川村の寒冷な気候は、良質な酒米を栽培するのに適しています。また、稲作は白川村の数少ない一次産業。そこからとびきり美味しいお酒を製造し、それをお客様にお届けする。一次(農業)二次(製造業)三次(小売業)をつなげる六次産業化を行うことで、村の雇用や経済を元気にしたいと考えています。
村の美味しいお米と湧き水をつかって、まるで、白川郷の景色が浮かぶようなお酒をつくる。皆様にとびきり美味しいお酒をお届けできるよう、誠心誠意を込めて取り組んで参ります。
▼建設予定内容
予定地:「旧白川小学校」の校舎跡地
名称:白川村の蔵
主原料:山田錦(岐阜県白川村産)
予定規模:年間1,200石(一升瓶換算で12万本)の生産能力
▼今後のスケジュール
2024年10月 | クラウドファンディング開始 村×地域×渡辺酒造店との連携協定を発表 |
2025年4月 | 酒蔵建設着工 |
2026年10月 | 竣工、稼働開始 |
2026年12月 | 初汲み酒 披露 |
※スケジュールは現時点での想定です。今後、変更になる可能性があります。